狩猟
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狩猟免許試験を受験してきました(わな・午前編)

田舎のたかぼん
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2024年7月7日、岡山の体験学習施設百花プラザにて、岡山県では本年度2回目となる狩猟免許の試験が行われました。

知識試験は9時50分~11時20分まで。11時30~12時までは聴力、運動能力、視力をテストする適性試験。13時20分からは技能試験が行われます。僕のように、わなだけといった具合に、単一の科目だけを受験するなら午後はそんなに時間をとりませんが、網、わな、第一種・第二種銃猟の中から複数を組み合わせて受験する場合は、技能試験のうち鳥獣判定以外の技能試験はそれぞれに受験しなくてはいけないので、夕方(スケジュールとしては16時30分)までの長丁場になります。

試験開始を待つ皆さん。まだ開始前なので空席が目立ちますが、最終的には120名の方々が受験されました。

午前中の知識試験と適性試験をパスしないと、午後の技能試験は受験することができないので、午前中の試験は、なんとしても合格点を貰わないとダメなんですよね。

狩猟免許試験全体の合格率は80%程度だといわれていますが、午前中の知識試験だけでみるとどうなのか、試験結果が会場で発表されるので、ちょっと計算してみました。

知識試験の合格率

9時50分から開始される知識試験は、11時20分には終了します。そして、13時頃には知識試験の合否が貼り出されます。午後には適性試験と技能試験が控えているのですが、知識試験と適性試験に不合格となった場合は、午後の技能試験を受験することなくサヨナラとなります。

今回実施された知識試験(適性試験を含む)の合格率を計算してみると、

  • 総数:120名
  • 残念ながら不合格だった方:5名
  • 合格率:約96%

と、合格率はかなり高いことが分かります。

知識試験は暗記主体の試験なので、合格しようと思えば「覚えるしかない」のですが、それ以前に知識試験を受験するにあたっての基本的な心構えが必要だな感じました。

具体的な例題などは狩猟初心者講習を受講したり、例題集を参照したりするとして、ここでは知識試験の心構え的なことを、今後、僕自身が別の猟法の受験をする際に備えて、覚書として残しておこうと思います。

こちらが試験スケジュール。岡山市で実施されたものなので、自治体によって違いがあるかもしれません。

知識試験の心構え的なこと

全問題の半分は確実に答えたい

知識試験は全30問。すべて、ア、イ、ウから選ぶ3択の形式です。つまり、勘だけに頼って答えてしまうと確率的には3分の1しか正解できない計算です。

合格ラインの正答率は70%以上。つまり、落とせる問題数は30問中9問までなので、すべての問題を勘で答えて合格するのは、かなり厳しいといえます。

確実な正解を16問(全問題数の約半分)積み上げることができれば、残り14問は勘で答えても合格できる可能性が出てきます。

全問題のうち、少なくとも16問は確実に正解できるように勉強しておくこと。

必ず回答する

問題が難しくって答えが分からなかったとしても、必ずア、イ、ウのどれかにマルをつけるようにすること。

無回答で提出すると、その問題は絶対得点になりませんが、分からなくてもマルさえつけておけば、3分の1の確率で得点することができます。

当たれば儲けもんです。

ただし、問題用紙には、”この問題は勘でマルつけした”ということが分かるように目印をしておくほうがいいでしょう。後で見直す時に助かります。

問題をよく読む

狩猟免許試験の問題は、3つの選択肢の中から、

  • 正しい選択肢
  • 誤っている選択肢

のうち1つをを選ばせる問題が混在しています。

まずは問題をよく読んで、正しい選択肢を選ぶのか、誤っている選択肢を選ぶのかを確認しましょう。

うっかりミスしないように注意が必要です。

問題①の答えは、解答用紙の問題①の欄に書く

何のことやら?と思われるかもしれませんが、

「問題⑤の答えを解答用紙の問題⑥の欄に記入してしまい、以降1つずつズレたまま回答してしまい、最後に気づいてしまった……」

ということが、プレーンで変化の少ない回答用紙ゆえ、起こりやすい気がしました。

問題の番号と解答欄の番号との対応を、しっかり確認するようにしたいものです。

覚えてないものは分からない

暗記物の試験の特徴として、

「覚えてないものは、いくら考えても答えは出ない」

ということがあります。

狩猟免許試験もやはり同様。覚えてないものは、いくら時間をかけて考えても分りっこありません。

とりあえず、ア、イ、ウのどれかにマルつけして、さっさと次の問題に取りかかりましょう。

ただし、問題用紙には、”この問題は勘でマルつけした”ということが分かるように目印をしておくほうがいいでしょう。後で見直す時に助かります。

見直しも程々に

試験問題を一通り解き終わったその後、見直しは必ず行うべきです。

ただ、見直しした(そして答えを変えてしまった)がために、悔しい思いをすることは少なくありません。

例えば、同じ答えが連続する場合。

答えはすべて、ア、イ、ウの3つの選択肢から選ぶ形式です。勘で答えても3分の1は正解する道理ですが、こういった回答形式で受験者を不安にさせるのが、「同じ答えが連続する場合」です。

ア、イ、ウが、均等にばらけているほうが自然……考えがちですが、狩猟試験の問題にあっては、ア、ア、ア……と、同じ答えが連続することが多いように感じました。

答えを見直ししたときに、不安から迂闊に答えを変えてしまわないよう、注意が必要です。

同じ答えが連続する理由は、午前中に終わった試験を採点して、13時までに合否結果を掲示しないといけないので、主催側の採点しやすさを追求しているのかもしれないと深読みしてみます。

だいたい最初にこれだ!と思ったものが、往々にして正しかったりするものです。

最後に

狩猟免許試験は決して難関ではないものの、無勉強で挑んで合格できるほど簡単な試験ではない思います。狩猟読本を読み込むもよし、過去問を解きまくるもよし、なんらかの勉強が下地にないと、いくら合格率が80%以上の試験といえども、なかなか合格できるものではありません。

ただ、大人になってから受験する資格試験なので、学生の頃だったら当たり前だった試験のコツ的なものを、忘れている状態で挑むことになりがちです。

いろいろ書きましたが、結局これらは昔取った杵柄的は試験のコツばかりです。

次回、別の狩猟免許を取得する頃は、もっと記憶力が悪くなってることでしょうから、ここで挙げたコツみたいなものを頭の片隅に置きながら、試験に挑みたいと思っています。

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田舎のたかぼん
田舎のたかぼん
30歳のころから夢見た田舎暮らし。実現には程遠い年月を過ごしてきましたが、20年を経て、またフツフツとその思いが蘇ってきました。 定年を迎える60歳までに田舎暮らしを形にすべく、あれやこれやと寄り道の道中記です。
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