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梅伐らぬ馬鹿

田舎のたかぼん
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「桜伐る馬鹿、梅伐らぬ馬鹿」ということわざにあります。別に切ろうが切らまいが馬鹿なんて言うつもりはありませんが、まさか梅があんなに大樹になるとは……梅を切らなくっちゃいけない理由は、こんなところにあるのかもしれません。

青々と茂る梅の葉。その葉の影に見え隠れしながら実る梅の実。

森感が凄い……。

高枝切りバサミでも届かない梅の実を収穫すべく、嫁の実家の梅の樹を剪定--いや、伐採といったほうがいいかもしれません--に初挑戦です。

電動ノコギリに初挑戦

今年の梅雨入りは、例年より遅い印象です。梅の実の収穫は、まさに梅雨時に行われることが多いと思いますが、岡山県の中でも北部に位置する嫁さんの実家は、南部に比べてかなり涼しい気候のためか、6月下旬の今でも、まだ熟れ切っていない青梅が収穫できます。

収穫できるとはいったものの、その梅の樹というのが、かなりの大樹で、採りたい実はその上の方で実っているんです。

まずは高枝切りバサミで挑戦。高枝切りバサミで届く範囲の実はすぐに採り尽くしてしまいました。たくさん梅が実っているさらに高い枝には、高枝切りバサミはまったく届きません。そこで、嫁さんとお義母さんと相談して、枝(ほぼ幹のような太さ)を切って、その枝に実っている梅の実をいただくという、少々乱暴な作戦に転換しました。

ここで登場したのが充電式の電動ノコギリ。

チェーンソーですが、燃料ではなく充電池で駆動するタイプです。パワーや駆動時間は少々心配でしたが、意外ときちんと仕事ができる子でした。

電気ノコギリ、取り扱い注意!

電動ノコギリをはじめて使う僕にとっては、心配なことがたくさんありました。

ひょっと使い方を間違って、

「指を落としちゃったらどうしよう……」

とか、

「誰かに当たったらどうしよう」

とか、色々な思いが頭をよぎりましたが、安全設計されているので、ノコギリの歯による怪我の可能性はかなり低く感じました。

むしろ、他人を巻き込む怪我の可能性としては、重たい枝が下にいる人の頭上に落ちてくることのほうがありそうだと思うので、注意が必要かもしれません。

そうはいっても、電動ノコギリはそれなりに扱いが難しいものです。下から見上げる方向で枝を切ったものですから、おが屑が上から降ってきて、口や眼に入って大変だったり、枝の重みで電動ノコギリが挟まってしまい、動かなくなるなんてアクシデントに見舞われたりしました。

枝の重みで挟まって動かなくなった電動ノコギリ……哀れ。

幸い、怪我もなく無事に作業は終わりましたが、こういう作業には何かとトラブルが付き物ですから、注意深く臨みたいものです。

はじめて電動ノコギリを使って学んだことは、

  • ゴーグルを用意すること
  • どの枝を、どの方向から切るか、をちゃんと考えること

でした。

そして青梅は……

樹の上の方には、まだまだ実っていましたが、そこまでたどり着くまでに電動ノコギリの充電が切れてしまいました。そでも3升ほど収穫できたので、初体験にしてはなかなかな戦果だったと思います。

少ないようですが、家族で食べる分には十分な量です。

ネットで調べてみると、完熟していない青梅でも様々な料理に使えるようなので、せっかくですから、梅酒なり、梅シロップなり、作ってみたいと思います。

とりあえず、ヘタ(ヘソ?)だけは取り除いてみたんですが、慣れない作業なので、これもなかなか難しい……。

さらに切った枝の利用

梅の樹がキノコ栽培に向いているのかわかりませんが、キノコの原木にしてみようという算段です。

葉っぱや小枝の処理が大変そうです。

枝を切って、適当な長さに揃えて、乾かして……。

どうやらヒラタケというキノコとの相性は悪くないそうなので、来年には菌を植え付けてみたいと思います。

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田舎のたかぼん
田舎のたかぼん
30歳のころから夢見た田舎暮らし。実現には程遠い年月を過ごしてきましたが、20年を経て、またフツフツとその思いが蘇ってきました。 定年を迎える60歳までに田舎暮らしを形にすべく、あれやこれやと寄り道の道中記です。
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